いちにーにーごー

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BUTTER!!!

ヤマシタトモコさんのBUTTER!!!(全6巻)を読みました。

舞台はとある高校の社交ダンス部。部活の種類があまり一般的ではないだけで、他の設定はよくある感じ(根暗主人公、イケメン友人、明るい女の子、地味だけど実は可愛い女の子)

…よくある感じなんですけど読んでてこんなにも高校生に戻ったような気分になれたのは初めてでした。

登場人物全員が何かしらの悩みを持ち、それぞれの悩みは高校生特有のまだ大人になりきれてない未成熟な精神からくるもので、実際に高校時代に悩んでいたことの1つ1つに人格が与えられてキャラとなっているかなような親密感でした。特にイケメン友人と明るい女の子の悩みが個人的にはツボというか大好きです。

 

以下、ちょっとネタバレあり

5巻のあのコマを見たときに、ああ俺はこれから一生、このコマを見るためにこの漫画を何度も読み直すことになるなと確信したほど強い衝撃を受けました。

もともと1ページまるまる使ってキャラの表情を描く演出が得意というか上手だな〜と他の作品(中編集の運命の女の子に収録されている「無敵」が印象的です)を読んで思っていましたが、あのコマは格別でした。

 

それぞれの巻のあとがきに作者さんのBGMが記されてて、2週目以降はそのBGMでプレイリストを作って聞きながら読んでたんですけど最高だったので皆さんもどうぞ