フリクリ オルタナ 良かった編
見ました。
思うところが色々あったので良かった編、(体力があれば)悪かった編に分けて書こうかなとか思います。
まず良かった編ですが、まず頭を使わずに叫ぶとありがとう新谷良子さん、ありがとうthe pillowsとしかいえないです映画館の音響で聞けて本当に良かった感謝
あとハル子の顔がいいですね…ほんとに顔がいい…ファッションショーのところ、顔がよすぎて笑っちゃいました。
ここからはもうちょっとだけ考えながら感想を書こうと思います。
前作のフリクリOVAをどんな話ととらえていたかはかなり人によりますし、とりわけ前作フリクリの好きな個所を上げろなんて言い始めたらそんなの終わりがないのでここではあくまで個人的な感想というスタンスで書きます。公式にこう書いてあるんですが!!!!!みたいなのも重要なのはもちろんわかりますし、自分もそれに準拠したい気持ちは非常に強いのですがとりあえず自分の気持ちをまとめるために書きます。
前作フリクリは小学6年生のナンダバナオ太君とハルハラハル子のお話でした。前作のメインとなる話は子供が自分が子供であることを認め、大人に一歩近づく話だったと思っています。
今作フリクリオルタナもハル子と絡むのが小6から17歳の女子高生に代わっただけで基本的には 「非日常を通じて自分が子供であることを認め、少し大人になった子供達が変わらない日常を過ごす」話であったと思います(ヒジリ―がわかりやすかったですね ペッツは別)。前作の核に近いストーリーを現代に見合ったキャラ、ストーリーに落とし込んでいることが伝わりハッピーになれました。
1話目で4人が踊り場で輪っかになってお互いがお互いに寄っ掛かりながらダラダラしてるところは平凡な日々がこれからもぐるぐる続いていくことを示しているようで好きなシーンです(ペッツだけは壁に寄りかかって誰にも体重を預けていないところも)。
ただ、今作の登場人物の一人であるペッツは最後の最後まで自分の意見をほぼ述べず、親の言うことに従い行動するという結果でした。それは主人公の行動によって変わらなかったどころか主人公の心に大きな傷を残し、別れという結末になりました。
ただ、ペッツが全く思い入れなく別れを迎えたかといえばそんなことは決してなく、親友らの手にはペッツがそれとなく託していた私物が残っており、いなくなった後も自分を忘れないでほしいという気持ちが伝わってきたところはヴォア!!!!!!!!と心の中で叫びましたありがとうペッツ
小学生に比べ幾分か大人になっている彼らの決断は自身の自由にできるものだけではなく、周囲の状況的に受け入れざるをえないものもあり、そのなかでも最大限自分のしたいように動いたペッツ…愛…大好きだよ…なんですよね
オルタナの名にふさわしく、フリクリOVAとは異なるところも多々あったものの、その根底を流れるストーリーは非常に似通っており、しんみり見てしまいました。